新卒での介護の世界へ

今回は大学を卒業し、新卒で介護の会社へ就職した経緯や理由を書いていきます。(8年前のお話です)

 

就職活動の経緯

大学で生物学を学んでいた私は、他の学生と同じように4年の春から就職活動を始めました。当時なりたい職業もなく、学部卒では専門職になる道も少なかったため、食品や金融、教育、サービス業など色んな業界の会社へ見学に行きました。

 

そんな中、新聞で『ロボットが介護現場で活躍する』という記事を偶然見つけ、「介護の仕事ってどんな仕事だろう?」と興味を抱きました。すぐに記事に紹介されていた介護関連の企業を訪問し、担当の方から重度の認知症や終末期の方の介護の話を聞いて、多くの人に介護が必要とされていることを感じました。

 

また認知症になった私の祖父のことや家族が介護で苦労をしていたことも思い出しました。そして認知症で苦しむ方や、その家族の力に少しでもなれたらいいなという思いを持つようになりました。

 

そこから志望を介護関連の企業に絞り、在宅介護を中心に展開する企業への入社を決めました。

 

 

新卒で介護業界へ就職した理由

就職活動を通して、介護という仕事自体に魅了を感じていました。そして実際に就職を決めた主な理由が次の2つです。

①楽しさとやりがい

私にとって仕事を選ぶ基準の一つにとして、『楽しさとやりがいを感じる』ことがありました。性格的に飽き性で、決まった単純作業が苦手なため、仕事自体の楽しさやある程度の自由度を就職活動では意識していました。

 

そして自身の人生を振り返った時に、好きなこととして、色んな人の話を聞くことや他者に喜んでもらうことがありました。

 

そういう面で介護の仕事は人生経験の豊富な方の話が聞けて、ケアに対して相手の喜ぶ姿を直接見ることができます。企業の担当の方と話す中で、楽しく働いている姿を想像することができました。

 

②柔軟な働き方で長く働き続けられる

介護の仕事は全国どこでもあり、働き方もパートや派遣など時間単位で選ぶことができます。

人生のライフスタイルに合わせて働く場所や働き方を柔軟に変えていけることも魅力に感じていました。例えば将来やりたいことができた時に、働く場所や働き方を調整して、介護の仕事で最低限の生活費を稼ぎながら、やりたいことに挑戦できます。

 

また今後も社会的な需要が多くあり、この業界で長く働き続けることができるだろうと考えていました。

 

介護の仕事に対して給与の面での不安もありましたが、最終的には自身の性格やライフプランから仕事の楽しさや柔軟な働き方を優先しました。

 

現在の状況

介護業界で働き始めてから、8年が経ちました。

新卒で入社した会社では、仕事自体には楽しさやりがいを感じていましたが、常に人手不足で残業や休日出勤が当たり前でした。3年間働いた結果、この先も長く同じように働いていくのは難しいと思い、現在の会社へ転職しました。

 

転職で前職よりも収入が下がりましたが、残業もほとんどなく、自由な時間が圧倒的に増えました。自分のペースで働けて、楽しさややりがいを感じられる今の介護の仕事を気に入っています。

 

そしてやってみたいことも出てきたので、少しずつ挑戦をしていきたいと思ってます!

 

最後に

今回は大学時代の就職活動について振り返ってみました。

当時は社会経験も少なく、他の学生たちと同じように就職活動をする中で、自分の中での価値基準や大切にしたいものを迷いながらも探していました。その結果たどり着いたのが介護の仕事でした。

 

今でも「この選択で良いのかな?」と迷うことはありますが、今の自分が価値を感じるものをこれからも大切にしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

Taro

 

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